はいどうも、余りの眠気からついつい使い捨てコンタクトを外すのを忘れ、そのまま就寝してしまった所、朝起きれば自分史上最大級の目脂がびっしりとついていたので、慌てて顔を洗ったは良いが、それ以来何故か景色がぼんやりとぼやけてしまっている、うっかり使用上の注意です。
これ以上視力が下がるのは嫌なんですが、ちょっとまじで不安に駆られている今日この頃って奴です。これからは気を付けよっと。
と言う訳で今日の更新は、テレビポリティクスについて想う事、です。つい先日の九月二十八日と、今日九月三十日、テレビ朝日系列で政治家の討論番組(リンクは今日の番組)がゴールデンタイムに放映されました。双方の番組とも同じテレビ局だからか、所謂若手政治家を集め、ご意見番としてハマコーこと、浜田幸一元衆議院議員が鎮座するスタイルを取っていました。二十八日の番組は爆笑問題が司会を務め、今日の番組は浅草キッドが司会をしていました。まぁ堅っ苦しい政治談議をお茶の間に分かり易くお届けする、ってスタンスでしょうかね。相変わらずハマコーこと浜田幸一は、激昂に次ぐ激昂でお茶の間の笑いを取ってたんじゃないかと、推測されます。そして、司会のお笑いコンビは時折茶々を入れ、これもまた小難しい政治をお笑いを交える事で理解し易くする事に貢献していた、んではないでしょうか(ま、皮肉ですがね)
はてさて、この類の政治バラエティとも言える番組に共通して言える事は、「政治の大衆化」がかなりの程度深化している、と言う事でしょうか。テレビ局には真面目な政策論議をさせる気がないのではないか?と邪推してしまいたくなる番組構成でしたし、唯ひたすらに笑いを求め、視聴者受けの良い番組を作る気が無いとしか思えません。その象徴が「ご意見番」こと、ハマコーでしょう。何かにつけ怒鳴り、かと言ってよくよくその話を聞いてみると支離滅裂な考えですし、質問に対する答えを求められた場合であっても答えは筋違いですし、困った時には「バカヤロー」の連発です。お前は吉田茂かっての…。ひたすらに感情論に走るハマコーの姿は滑稽を通り越して、最早哀れみを感じさせます。苦し紛れに細かい数字を羅列してみても、数字達を支える理念が全く見えません。番組側が用意した質問に政治家が答えるコーナーもありましたが、何千万と言う視聴者がいる番組で、有権者に耳障りの悪い事を言える訳がありません。さらに、今日の番組では質問に答える都度、会場の客の支持率を計測していました。これでは益々ポピュリズムに陥る危険性が大きくなります。勿論有権者にとって意味も無く難解な政治が良いとは思いません。ただ、だからと言って分かり易く、且つ面白ければ良いと言う訳でもないでしょう。特に、農耕民族特有の「皆が右向きゃ俺も右」的な集団心理が強く働く我が国の国民性を鑑みれば、軽率なポピュリズムが衆愚政治に堕する危険性を孕んでいる事は、容易に理解出来ます。本来であれば、かかるポピュリズムを監視し、安易な人気取り政治屋が闊歩しない、出来ない状態の作出に貢献すべきテレビ局・言論機関が、率先してワイドショー政治を推進しているのが、現状です。テレビ局の商業主義・視聴率至上主義もここに極まれり、と言った所でしょう。
「政治は受けたモノ勝ちですか?」