新・使用上の戯言

意味がない、という意味を求めて紡ぐ、無意味な言葉の連なり。

2007年05月

はいどうも、

この場を借りて、












































































多謝

使用上の注意です。

まぁこの場を借りるも糞もへったくれも、

管理人は自分ですが。

そして何に感謝しているのかは、























































黙秘する。

それじゃ(#゚Д゚)/~~

はいどうも、

サボってた訳ではございません、

使用上の注意です。

色々とね、あるんですよ、私にも。

という訳で本日のテーマは「音楽。」。

それでは早速。






音楽は、時としてセックスを超える。



固く閉じられた重い気密扉へ、

体を預けるように力を掛ける。

その瞬間目に飛び込む色とりどりのライト。

内臓に響くバスドラムの重低音。

そこには間違いなく、異世界が広がっていた。



音楽は国境を越える。



ありきたりな、使い古された言葉が

実感を伴って頭によぎる。

肌の色も目の色も、髪の色も操る言葉でさえも、

渾然と一体化したこの世界をわかつ事は不可能だ。



ドラマーが繰り出す不規則な規則に従ったビートと、

ギタリストが奏でる情感の込められたメロディラインと、

ベーシストが紡ぐハーモニカルなバッキングメロディと、

キーボーディストが演奏するアクセンティックな音の連続。

そしてボーカルとコーラスが吐き出す言葉を超えた言葉。

そこに観客の熱狂と興奮が加わり、

奇跡の一夜は続く。



音楽は、

分かるはずもない外国語も、

ただその場を初めて共有して、

もう二度と会う事もない観客とも、

分かり合える方法だ。

(395文字)



う?ん、我ながらベタな展開とオチだ…。

それじゃ(#゚Д゚)/~~

はいどうも、

禁煙は断念したが

減煙を決意した

使用上の注意です。

落ち着くべき所に落ち着いたという、言い訳。

という訳で本日のテーマは「表現。」で。

それでは早速





モニタの明かりだけが唯一の明かりとなった、

深夜のオフィスでキーボードを叩く男。

機械的な打鍵音だけが、

ほの明るいオフィスに響く。

時計の針が2時を過ぎてもなお、

男は一人で戦い続けていた。



彼を突き動かすのはただひとつ。

弱い自分への恐怖心だ。

自分を守るため、男は自らに鞭を振るう。

弱い自分を懸命に抑えているうちに、

何故そこまで頑張るのかさえどうでも良く思えた。

表現したい。

ただその一心で、男はキーを叩く。

いつの間にか恐怖心は、

潮が引いたように消えていた。




空間を埋めるために書くのではない。

自分の内に秘めたパトスに、

文字という形を与えてやるために、書くのだ。

文字という形を与えられたパトスは、

やがて燎原に広がる火の如く、人口に膾炙していく。

それこそが、クリエイティブを突き動かす理由であり、

と同時にそのパトスこそ、

クリエイティブがそこに存在して良い理由、に他ならない。



気付けば空は、黄金色に輝いていた。

(396文字)



それじゃ(#゚Д゚)/~~

はいどうも、

禁煙断念

使用上の注意です。

ストレス社会をサバイバルするには“煙草と書いて友と呼ぶ”、

憎いあんちくしょうの力を借りなければ、無理だ。

という訳で本日のテーマは「宿題。」。

それでは早速。






ぐぅ。



隣で親父が寝息を立てる。

1992年9月1日火曜日午前0時16分。

目の前で小学6年生の自分が、

半べそをかきながら計算ドリルと悪戦苦闘している。

机の上には山と積まれた漢字ドリルに自由研究帳。



夏休みの宿題はいつも、

学校が始まる直前になって慌てて片付ける子供だった。

期日を守れなかった事もしばしば。

何度も先生の所へ謝りに行き、

その度に“来年こそはちゃんと計画的に進めよう”と決意する。

それでも毎年、同じ光景が繰り返される。



親父は手伝ってくれない人だった。

その代わり、寝ているだけではあったが

いつも側にいてくれた。

私はその姿を見て、

ちょっと位手伝ってくれても良いのに、

等と心の中で悪態を付くのがお決まりだったのだ。

夏休みの宿題は提出が遅れても怒られる程度で済む。

それは子供だから。

長い長い人生の、

訓練期間だったから。



それから十ウン年が過ぎ、

私は大人になった。

側には親父の姿も、ない。



分かってるよな、俺。

(399文字)



私信:SIDE-25の、全ての関係者に捧ぐ。

それじゃ(#゚Д゚)/~~

はいどうも、

焦る気持ちとは裏腹に、

眠い

使用上の注意です。

思い当たる節、あるでしょ?

という訳で本日のテーマは「道化。」。

それでは早速。






ピエロは最も難しい役柄である。



最近とみにそう思う。

人はいつの間にか、

体面だとか世間体だとかいう呪縛にかかってしまう。

特に日本人は、“恥”を嫌う文化を持っており、

失敗や無知を無理矢理にでも覆い隠そうと試みる民族だ。



しかしそれは時として、

自分を必要以上に素晴らしい人物として見せなければならない、

そんな強迫観念すら生む。

ところがそんな強迫観念が、

むしろ他者との関係性を悪化させてしまう。



時には恥も外聞もなく、

敢えて馬鹿を演じた方が良い時もあるのだ。



勿論私とて、頭では分かっている。

下手に突っ張って他者の気分を害してしまう事が、

どれだけその後の人生に暗い影を落とすのか、

痛い程分かっているつもりだ。

それでも人は“良い格好”をしたがる生き物なのである。

だからこそ私は思う。

馬鹿を演じられる事はすごい事だ、と。



しかし、馬鹿を演じているつもりがいつの間にか、

本当の馬鹿になってしまうのだけは、気をつけようと思う。

(400文字)



それじゃ(#゚Д゚)/~~

はいどうも、

禁煙始めようか検討中

使用上の注意です。

いや、といっても三日で一箱を消費する位の、

嗜む程度なスモーカーですけども。



という訳で本日のテーマは「一人。」。

それでは早速。






他人の優しさに触れた時、心が動いた。



一人でやれるだなんて強がってたけど、

やっぱり一人で出来る事には限界があった。

それに気付いた時はもう、

残された時間は絶望的だった。

そんな時、黙って手伝ってくれた人がいる。

それだけで何故か心が熱くなるのを感じた。



人は一人では生きられない。



それは人は寂しがる生き物だとか、

他者の温もりを欲しているんだとか、

精神的な意味でしか考えてなかった。

そして俺はそんな弱い存在なんかじゃないって、

一人で強がってた。



だけど、人は物理的にも一人でなんて生きていけない。

そして物理的な支えが、

精神的な温もりにも繋がってた。

今まで誰かを頼る事は弱い事だと、そう思ってた。

だけどそれは間違いだった。

誰かに頼るのは確かに弱い事なのかも知れないけれど、

そうしないと人は生きていけないんだ。

だから誰かに頼っても、それは悪い事じゃないんだ。

そう思った時、不意に口をついて出た言葉。



「有難う。」

(396文字)



それじゃ(#゚Д゚)/~~

はいどうも、

会社の先輩に糸井重里の本を貰ったのですが、


































































べ、別に悔しくりゃー

使用上の注意です。

どう言う事かというと、

やっぱええ事言いやがる訳ですよ、重里の野郎は。

これは負けてはおれんぞと、

これは俺もやってやるぞと、

これが才能と努力の差かと…



という訳で起死回生の芽を探るべく、

親愛なる同僚にして畑違いのライバル、

我が偉大なるマイミク・ポニー氏がやっていた姓名判断をやってみた。

以下、太字部分引用。



【使用上の注意の基本的な性格】
しっかりしていて行動力と社交性があり、話や表現も上手な人です。また、自分がすべてを決め、他人を指導し仕切っていきたいという気持ちの強い人です。社気秩序やルールをしっかり守り、周囲との調和も図っていこうという人なので、頼りになります。義理人情に厚く思いやりのあるホットな性格です。しかし、何でも自分で決めてしまい自分の考えを押し付けてしまうところが気になります。

ですって( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )奥さん。

“頼りになる”とか“思いやりのある”とか、

どうなのかしら?

間違いなく“ホットな性格”ではないわよねぇ。

どちらかというと

クールを通り越してコールドよ、あの人。



【使用上の注意に適した業種】
知的な要素のある仕事、または事件や事故・病気など人間の幸不幸に関係する仕事や感性の必要とする仕事であなたの運勢が活かされます。医療関係・法律関係・女性相手の仕事があっています。

人間の幸不幸に関係して、かつ女性相手の仕事…?

ホ、ホストですか?

その前に強調しておきたいのは、

“知的な要素のある仕事”ですよね、えぇ。

まぁ、今更医療関係も法律関係も、手遅れだ!



【使用上の注意に適した職種】
自分に自信を持ち他人を引っ張って行きたい気持ちが強いので、指導する仕事や、経験が活かせる仕事につく必要があります。頭を抑えられる環境は我慢できません。また、社会的に評価の高い先生や公務員などがあっています。

“頭を押さえられる環境は我慢できません”てあんた、

人をキレやすいイマドキの若者風に…。

そして自分に自信なんてある訳がないのに…。

まぁ、今更先生や公務員も、手遅れだ!



【使用上の注意の適職】
医者・薬剤師・看護人・介護人・研究者・弁護士・警察官・保険・女性関係

ってちょっと待て。

“女性関係”でまとめないで頂きたい。

どうにも良いイメージがしないから。

まぁ、どの職業も、






























































全部
手遅れだ!


つづく!!

それじゃ(#゚Д゚)/~~

はいどうも、

実は結構人見知り

使用上の注意です。

私を知る殆どの人は微塵も信じてくれませんが、

本当です。

という訳で本日のテーマは「拳闘。」。

それでは早速。






気付けば組んだ腕が痛くなる程力を入れていた。

手にはじっとりと汗をかいている。

次の瞬間、対戦相手の右ストレートが一閃し、

マットの海に崩れ落ちる白い長身。

勝者を讃える歓声が癪に障る。




付き合いで小さなボクシング大会へ連れて行かれた日。

その日がプロデビューだという一人の選手に目がとまる。

もう若くはない自分と同じ年齢の、新人選手。



実家は農家。

苦労しつつ大学を出て普通に就職したものの、

会社と家の往復に違和感を感じる日々。

ふと目にしたのが、ボクシングジムだった。

最初は好奇心とストレス解消が目的だったのが、

段々と面白さに目覚めていく。

そんな彼がプロデビューまでするとは、

誰が想像しただろうか…。



そうやって彼のプロフィールから、

勝手な想像を膨らませながら成り行きを見守る。

トレーナーに支えられ、

ふらふらとリングを後にする彼の目からは、

大粒の涙がこぼれ落ちる。

だけど私には光る汗がちょっとだけ、輝いて見えた。

(397文字)



それじゃ(#゚Д゚)/~~

はいどうも、

今日も頑張ろう、

使用上の注意です。

という訳で本日のテーマは「誤解。」。

それでは早速。






人は自分が知っている世界が全てだと、

知らず知らずのうちに決め付ける。



自分の目に映った世界こそ、

その人にとっての“世界”。

事実はそうでなかったとしても、

それが彼の知覚に認識されなければ

彼にとってその事実は存在しないのと同じになる。

そうやって脳は扱う情報量を意図的に抑えている。

何故なら知り得ない世界を知り、

知覚し得ない世界を知覚していては

脳のキャパシティを超えてしまうからだそうだ。



そこに、人の世の不幸が生まれる。



愛憎。葛藤。衝突。拒絶。



全ては彼等のProperな世界の間で起こる、

『誤解』が本質的な原因だといえるかも知れない。



しかし、人は言葉を操る術を得た。

body languageや単純な掛け声といった、

原始的なcommunication手段を超える、

意思疎通のための道具を手に入れたのだ。



即ち、全ての悲劇を防ぐ為には

“密なcommunication”こそが、

重要になるといえる。



上司と部下も。

(399文字)

う?ん、英単語を入れると知的な文章の演出にはなるけども、

文字数を徒に消費してしまうのは如何なモノか…。



それじゃ(#゚Д゚)/~~

はいどうも、

猛烈に眠い、

使用上の注意です。

でも、頑張りますよ。

だって私、社会人ですから(だから何だ?

という訳で本日のテーマは「大人。」。

それでは早速






薄衣を被せられたかのような、

ぼんやりとした思考でボクは、

休日を満喫する人で賑わう街にいた。

自分が一体どこへ向かっているのかすら、

はっきりとは思い出せない。

その様はまるで、糸の切れた凧だ。

くるくると回りながらあっちへふらふらこっちへふらふら。

視点の定まらない目が、

他人事のように変な色の世界を映す。



一晩中飲み明かした。

珍しく酒量が進んだのは、

久し振りに会ったあの人のせいかも知れない。

あの人は変わらず、熱く夢を語っていた。

その熱がいつの間にかボクにも伝染して、

普段は冷め切ったボクの心に火を灯したんだろう。



そこまで考えて思考が止まる。

言い様のない疲労感が体中を満たしている。

今日自分がやるべき事すら、

薄雲の向こうに隠れた太陽みたいに

ぼんやりとした輪郭でしかない。



だが、そうも言ってられない。

意を決したボクは、

覚束無い足取りで街を歩く。

よたよたと、でも着実に一歩ずつ、

ボクは街を歩く。



「大人って、大変だ」

(400文字)



それじゃ(#゚Д゚)/~~

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