はいどうも、

そろそろ色んなことを“止め”にしたいお年ごろ、

使用上の注意です。

無理に無理を重ねて築き上げた砂上の楼閣は、

やがて自らの重みに耐えかねて崩壊するという。

地味だが地道にコツコツと土台を積み上げた方が、

結果的に世紀を超えて残る遺構となる。

そう考えると肉体的にも精神的にも無茶を繰り返して手に入れた成果は、

やがて訪れる衰えの前になす術もなく崩れ落ちるしかなく。

現にその徴候はそこかしこに見え始め、

必死に漆喰を上塗りした所で根本の部分で構造部材は腐り始めている。

一見派手な趣向を凝らした綺羅びやかに見える成功は、

あと数年もすれば露に消える。

なにわのことも、ゆめのまたゆめ。



考えられる方法は3つ。

1.場所を変える。

2.方法を変える。

3.場所も方法も変える。

どれを選ぶにせよ、今必要なのは変化であり、挑戦であり。

今を永続のものとして考えるのはあまりにも幼く、無邪気に過ぎる。

肉体はいつか衰え、精神はいつか摩耗する。

もう、これまでのやり方は続かない。

その前提を忘れるべきではない。

そしてこれまでのやり方を続けたくもない。

変化なくして前進なく、墨守は座して死を待つに同じ。

過去の栄華に縛られることなく、己の身と心を解き放つべし。

アディオス。