新・使用上の戯言

意味がない、という意味を求めて紡ぐ、無意味な言葉の連なり。

2014年03月

はいどうも、

ふと仕事用のメモ帳を見返してみると

「Do DEMO! Yeah!」

と殴り書きがしてあった、

使用上の注意です。



英文法にのっとれば「Do」という動詞が先頭にきて

大文字であることから命令文であろうことが推測されるし、

「DEMO」は恐らく「Demonstration」であろうから

実現、デモ(行進)、論証・証明の意であることが分かる。

で、最後の「Yeah!」は「Yes」の口語ではあるが

この場合は多分、興奮の感情を表現しているんだろう。

というわけで直訳すれば、

「デモ(行進)をしなさい!!!」とか、

「証明しろ!!」とか、

「実演してみなさいYO!!」的な感じになる、はず。

と、まぁ文章そのものの意味は何となく分かるにしても、

その文章が書かれた事情や背景が、さっぱり謎。

つまり、なぜそんな言葉が書かれたのか?



仕事中にデモ行進でもしたくなったのか?

普段から目立つことを避けてひっそりと生きている、この俺が?

それはあんまり考えられない。

というかそもそも「~をしろ(しなさい)」という

命令形で書かれているのだからして、

その行動主体は俺以外の誰か、のはず。

じゃあ俺は一体誰に、デモをさせたかったのか。

大体「DEMO」は何の「デモ」なのか?

職場の環境改善か?待遇改善か?それとも全く別の何か?

もしかして何らかの実演をお客様にしてみせろ、的な話か?

でも最近手がけた案件で“実演”が必要な作業なんてなかったはず。

とにかく俺には思い当たるフシもない。

そして仕事柄誰かにデモを命令する立場にもないし、

その必要もない。



はてさて、謎は深まるばかりである。

というか、メモ帳の同じページに書かれた他の文字なり文章なりは

しごくまっとうで真面目な仕事関連走り書きなのに、

「Do DEMO! Yeah!」だけが意味不明も甚だしい。

スーツ&ネクタイ集団の中に一人だけハーフパンツ&ランニングシャツ、

ぐらいの圧倒的な違和感。

お前は一体何なんだと、

お前は裸の大将かと、

小首をかしげること間違いない。

だがしかし、事実は事実として確かにある。

仕事用メモに書き残された「Do DEMO! Yeah!」。



で、さっぱり分からないから口に出してみた。

「ドゥー・デモ!イェー!」

「ドゥーデモイェー」

「ドーデモイェー」

「ドーデモエー」

( ゚д゚)ハッ!

「どうでもええ!」のことかっ!!

それじゃ。

はいどうも、

Shut the fuck up!!

なんて叫びたい気分、

使用上の注意です。

それはもう漆黒の夜空に向かって喉の張り裂けんばかりに、ね。

今夜は無性に腹が立っている。



さてさて皆さん久し振り。

ここにきて突然のブログ更新と相成り申したわけですが、

何があったかって?聞かないでくれ(きっぱり

何だか知らんけどモヤモヤするなーと思ったら、

何だかそれはイライラなのかも知れないなーと思えてきて、

何だかやっぱり叫びたくなるような、そうでもないような。

で、「そうだ、ブログ書こう」ですよ。

順調に意味不明。

かつ、支離滅裂。



ここで思い出されるのはその昔、俺が敬愛して止まない

ながいけん大先生の超名作「神聖モテモテ王国」にて、

登場人物が叫んだ一言。

『ままならねー』。

もうね、至言ですよコレ。

極めて短い言葉に凝縮された人生の本質。

誰もが一度は感じる現実の不条理を象徴する感情のほとばしり。

そんなアレやコレやが詰まりに詰まった名言だと思うのですよ、俺は。

と、よくご存じないという不敬な輩皆さんのために

詳細をご紹介しようと考えてはみたが、面倒になってやめた。



とにかくあれだ、人生なんて思った通りに進むわけがない。

むしろ思わぬ方向に転がり出すのが人生であって、

ゴールまであと1マスというところで転がり出たサイコロの目は6。

ムダに5マス戻された上に書かれていたのは「スタートへ戻る」的な。

いやいや、ゴールまで残り1マスで出た目の超過分はノーカウントだろ、

みたいな抗弁もむなしく一人スタート地点へ帰る俺(のコマ)。

敗北感を抱きしめながらトボトボとスタート地点へと歩く俺(のコマ)の

背中に浴びせられるのは、同情でも憐憫でもなくライバルプレイヤーの嘲笑。

スゴロクというのもまた、人生の悲哀を表現した哀しみの玩具だったのだね。



えっと、何だっけ?

そうそう、人生思い通りにならない、ね。

果たしてこのブログでも何度繰り返してきたか定かではないほど

何度も何度も繰り返し繰り返し書き殴ってきたテーマではあるけれど。

何度繰り返しても満足できない。

まさに、I can't get no satisfactionだ。

苔むすことさえない転がる石のように、

自分を転がしていくべきかいかざるべきか。

転がる石のように…。

それじゃ。

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