はいどうも、

禁煙断念

使用上の注意です。

ストレス社会をサバイバルするには“煙草と書いて友と呼ぶ”、

憎いあんちくしょうの力を借りなければ、無理だ。

という訳で本日のテーマは「宿題。」。

それでは早速。






ぐぅ。



隣で親父が寝息を立てる。

1992年9月1日火曜日午前0時16分。

目の前で小学6年生の自分が、

半べそをかきながら計算ドリルと悪戦苦闘している。

机の上には山と積まれた漢字ドリルに自由研究帳。



夏休みの宿題はいつも、

学校が始まる直前になって慌てて片付ける子供だった。

期日を守れなかった事もしばしば。

何度も先生の所へ謝りに行き、

その度に“来年こそはちゃんと計画的に進めよう”と決意する。

それでも毎年、同じ光景が繰り返される。



親父は手伝ってくれない人だった。

その代わり、寝ているだけではあったが

いつも側にいてくれた。

私はその姿を見て、

ちょっと位手伝ってくれても良いのに、

等と心の中で悪態を付くのがお決まりだったのだ。

夏休みの宿題は提出が遅れても怒られる程度で済む。

それは子供だから。

長い長い人生の、

訓練期間だったから。



それから十ウン年が過ぎ、

私は大人になった。

側には親父の姿も、ない。



分かってるよな、俺。

(399文字)



私信:SIDE-25の、全ての関係者に捧ぐ。

それじゃ(#゚Д゚)/~~