はいどうも、

そろそろ潮時か?

使用上の注意です。

え?何の潮時かって?

まぁ、イロイロですよ、イロイロ。



というワケで本日の戯言は連続ブログ小説

『地図にない場所』第18話。

最初からまとめて読みたい方はコチラからどうぞ。

それでは早速。








『A cruel present』

重力のくびきから解き放たれて、

ボクとボクの人生に関わった人と、

全く関わっていなかった人が、

みんな思い思いに散らばっている。

フワフワと浮かぶ星の一つ一つが、一人一人だった。

みんながみんな、柔らかい微笑みをたたえて

互いを暖かく見守り合っているのが何だか嬉しい。

『みんなここが、目的地だったんだ…。

 どこをどう通ってきても、

 どんな道を進んできても、

 いや、道から外れてしまってさえ、

 結局ここにたどり着くんだね…』

思わずボクは、つぶやいていた。



「そうみたいだな」

聞き覚えのある声がボクの鼓膜を揺らす。

カネさんだった。

「まぁアレからイロイロあったけど、

 オレも気づいたらココにたどり着いてたよ。」

『結局ボクらは同じ場所を目指して、

 でもばらばらに進んでただけなんだ…。』

「そうそう、そう考えると昔の悩みとか不安とか、

 そういうのが全部バカらしくなってくるよな」

『じゃあボクらが散々アレコレ悩んで苦労して、

 “誰かの決めた道”を進むのはイヤだ!っていって

 悩んだコトも、その道を外れたコトも、

 意味がなかったのかな?』

「いや、それは違うんじゃないかなぁ」

カネさんは考え込む表情でボクにこう言った。



つづく。




にほんブログ村 小説ブログへ









30才までに転職したい人はクリック!

bf3b14c4.jpg