はいどうも、

いよいよ大晦日、

使用上の注意です。

いや、だからって特に何もないんだけれど。



というワケで本日の戯言は「『クラブ・幸』」。

前回はコチラから。

それでは早速。



「それじゃあ質問だ。

 キミは、クラブに行ったコトがあるかい?

 いや、こういうお酒を飲みながら話をする店じゃなくて、

 DJが音楽をかけてそれを聞きながら踊る店だ。

 キミくらいの若い女の子なら

 行ったコトのないこの方が少ないかも知れないね。

 この前そのクラブに、オレも行ったんだよ。



 店のドアを開いてスグの場所で来意を告げる。

 重厚な扉の向こうからは、重低音が漏れてくる。

 騒々しくて煩わしい現世と、

 大音量で魂を揺さぶるあの世。

 クラブの入り口は、そんな現実と

 非現実を隔てる境界線だと思わないかい?



 真っ黒なスーツに身を包んだ黒服や、

 これ見よがしに大胆な格好をする若い女の子を尻目に、

 オレは現世とあの世の境界を過ぎていく。

 重厚な最後の気密扉を押し開くとそこは、

 音と光の主従が支配する異空間。

 濃密な音の塊をかき分けて、

 ホールの端でタバコに火をつけながらオレは、

 こう思ったんだ」



つづく。

それじゃ。

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