はいどうも、

内容も、無いようで、

あるから怒(ど)、やぶからぼー、

使用上の注意です。

いきなり何を言うとるんやとお思いの読者諸兄は、

今すぐ「ア・セッションプリーズ 歌詞」でggrksググれば分かる。



それで思い出したが「話せば分かる」と言ったのは犬養毅であったけれども、

世の中には話しても分からない御仁が溢れているのであって。

ここで具体的に誰かと名指しで紹介するのはさすがにとかく具合が悪いので、

そこはまぁテキトーに曖昧にぼんやりと「そういう人もいるんだよ」

的なことさえ分かって貰えればそれで良い。

別に俺だって「問答無用」なんて叫びながら手にした拳銃の

引き金を引き絞るほど冷酷無比な人間でないのであるから。

それに、いくら怒髪天を衝くほど腹が立って腹が立って辛抱たまらず

「嗚呼、俺に殺人許可証さえあれば…」ぐらいに思い詰めるほど

にっくきアンチクショウが俺にいたとしても、

その彼が虫刺されの痒みに悩んでいるその場に居合わせたなら、

「痒いところにはムヒだよね」といって微笑みながら

アンメルツを差し出すぐらいには無害な人間ですよ、ぼかぁ。



と、こうしてブログを書き始めてからさらに思い出したんだが、

つい先日遅ればせながら、というか何を今更というか、

村上春樹の『ノルウェイの森』を読んでみた。

恐らく世界でも指折りの後追い読者だろうけど

そんなことはどうでも良い。

多少なりとも読書を趣味と掲げる人間ならば知らない人はいない村上春樹の、

かつ村上春樹を知っている人ならば知らない人はいない『ノルウェイの森』。

あんまりにも有名で、あんまりにも売れていて、あんまりにもメジャーな作品。

それゆえに東洋一の天邪鬼とさえ賞賛される俺にとっては鬼門中の鬼門。

まぁ単に「だってみんなが読んでる本は読みたくないんだもん」とかいう

中二病をこじらせていたのではあるが、いくら何でも

上下セット200円で販売中ならいつ買うの?

今でしょう(古すぎて逆に新鮮だ、と強弁してみる)。



で、字数もアレだから簡潔に結論を申し述べる。

やっぱり俺、村上春樹はちょっとダメだ。

確かに文章は上手い。

世間がそう評価するように、メタファーも効いてる。

文章表現の新たな可能性を見せられた思いだったし、

ぐいぐい引きこむ力があった。

そしてジャズやクラシック音楽、英米文学の知識も深く、

登場人物も魅力的。

それでも、やっぱり俺には受け付けない。

別に性描写が多いとか、主人公のモテっぷりがひどいとか、

鬱展開がどうだとか、そういうのは良い。



ただただ

「俺ってこんなに考えてるんだぜぇ」

「俺ってこんなにカッコ良いんだぜぇ」

「俺ってこんなに深いんだぜぇ」

「俺ってこんなに深く人を愛せるんだぜぇ」

と自慢されてるように感じてしまう。

まぁアレだ、俺の感受性と文章読解力が低いんでしょ、多分。

世界的に売れてるんだから、これは俺がアレなんだ、きっと。

人を心の底から深く愛したことない俺が悪いんだ、恐らく。

( ゚д゚)、ペッ



結論:村上春樹的世界観を理解できずんば人にあらず、

   的な同調圧力になんか負けてたまるかー。

おっと、誰か来たようだ…

それじゃ。