はいどうも、

前職時代の同期同士が長い恋を実らせて結婚したと聞いては

自らの過去を振り返って軽く罪悪感に苛まされる、

使用上の注意です。

関係各位に謹んで申し上げる。

正直すまんかった(AA略



にしてもまぁ世の中には様々な人間がいるもので、

まさに十人十色千差万別。

人生はもちろん、仕事から対人関係から恋愛から晩飯に何を食うかまで

人によって考え方は全く違っているのであって。

一途に想い合った末結ばれる人間がいれば、

若さをいいことにあっちへフラフラこっちへフラフラする人間もいる。

しかも難しいことにその人個人の内的世界においても

互いに相克する価値観が常に対立していたりしていなかったり。

時と場合、背景と状況、属性とポジションといった

不確定要素に応じてその都度判断と決断を重ねた結果、

その人なりの生き方が具体的な形を持って現れたり、現れなかったり。

自分対自分という純粋内心世界でさえ矛盾を孕んでいるのであるからして、

所詮他人同士なんて矛盾しないわけがない。

そこに人の争いやら諍いやら食い違い、仲違いを生じさせる理由がある。

しかも、結局人は一人では生きられぬがため、

自己矛盾と他者衝突を内在しつつ

何だかんだと一秒一秒息を吸って吐かねばならぬのであって、

最終的にいつも行き着く先は同じく「人生って難しい」である。



とは言いながら、そうした自分が自分を、

または他者が相手を相容れない、というコンフリクト状態を踏まえればこそ、

「よそはよそ、うちはうち」なる名言を生み出す余地というか、

素地になっているのも事実であり。

内在あるいは外在の矛盾を前提とするがゆえに

自分あるいは他者を許すための大義名分が生まれるというのも面白い。

ついでに、矛盾する事実が人と人とのコミュニケーションを

活性化させ、関係性を発展させ、相互理解を深め、

落とし所なり妥協点なりを見出させるファクターとなっている、

という構造も論理的に成り立つ。



軽快な音楽。

溢れる笑顔。

そこかしこで咲き乱れる楽しげな会話の花々。

そして、入籍したばかりの二人。

私こと使用上の注意とは正反対の20代を過ごした(と思われる)新郎新婦が、

近しい仲間たちにその仲睦まじさを披露してくれている中で得られた、

結論めいた感慨をここで開陳する。

自分と自分、あるいは自分と他者は絶対的に矛盾する存在であることを

念頭に置きながら日々の暮らしを営んでいけば、

双肩にのしかかる重荷はその大部分を下ろすことができよう。

むしろ矛盾を楽しむが良い。

さすればコミュニケーションが生まれ、

致命的な見解の相違さえ生じなければ彼または彼女との関係性が

次のステージへと昇華されるであろう。

その一方で矛盾の結果、本質的な齟齬が生まれたときは、

最初から縁がなかったと断じれば良い。



最後になった。

おめでとう。

それじゃ。